KASPAインストラクターコース(K-SONAR指導者養成)

KASPAインストラクターコース(K-SONAR利用指導者養成)

視覚障害者用超音波式環境探知機 K-Sonar(ケーソナー)の販売を目的としたお取り扱いをいただくためには、KASPAインストラクターコースを修了することが必要になります。このコースを受講するためには歩行訓練士資格をお持ちか、約一週間の基礎研修をお受けいただく必要があります。
なぜコース受講が必要か?
各種ETAに共通して言えることは、間違った使い方をすると危険である!と言うことです。
視覚障害者に正しい使用方法を習得していただくための指導知識・技術を身に着けていただくためです。
せっかく手に入れたETAをタンスにしまっておくことにならないよう、そして日々の生活に活用していただくためにも必要であると考えております。
第二世代機のソニックガイドの使用者で実際に起こった間違った使い方による事故例です。
その使用者はソニックガイドインストラクターの資格を持たない歩行訓練士からソニックガイドを手に入れ、ETA=障害物探知機との考えの下、ご自宅の近くにある小さな公園でその訓練はほんの数時間で行われました。
ご本人によると、訓練士から「とても筋が良い!」お墨付き?をいただき、訓練終了後から自宅の周辺をソニックガイドを使い歩き周り、これまで何度も痛い思いをした恐怖の障害物に全くぶつかることなく快適に歩くことができ、もともと行動的な性格がさらに大胆になったそうです。
数日後さらなる行動範囲の拡大を目指し電車を利用し遠出することになりました。そこで事故が起こったのです。
その原因の根底には、環境探知機としてL,Kayが開発したソニックガイドを障害物探知機としての機能だけを強調した訓練によるものであると考えられます。
障害物探知機がとらえた障害物は危険なもの又は邪魔なものとして考え、その障害物を回避できれば一連の動作は完了です。
駅のホームの上でこの動作を繰り返すと、障害物探知機が何もとらえていない空間は安全であると思い込み、一切シグナルのない空間を安全地帯と考え突き進み、その結果ホームから線路へと転落したのです。幸い電車の入線まで時間があり、ほかの乗客の手助けで軽い掠り傷で済みました。
このようなことが起きては決してならないのです。
そのために、このインストラクターコースの受講が必須なのです。

コースの開催が決まりましたら、当ホームページにてお知らせいたします。

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